皆さんは、コーヒー豆をどのように保存していますか?いつもの保存方法を少し工夫することで、新鮮で美味しいコーヒーを長く楽しむことができます。今回はコーヒー豆の鮮度を保つ保存方法についてご紹介します!
1.コーヒー豆の品質を維持するには?
コーヒー豆が劣化する原因として「酸素」「光」「温度」「湿度」の4つの要素が挙げられます。この4つの要素は身近にあるものであり、コーヒー豆に限らず、様々な食品に影響を及ぼすものです。それぞれの原因とコーヒー豆を守り鮮度を維持する方法をご紹介します。
①酸化から守る
まず、空気中に含まれる「酸素」はコーヒー豆の劣化に大きな影響を及ぼします。焙煎したコーヒー豆の表面に出るテカテカとした油分はコーヒーオイルと呼ばれ、この油分が酸素に触れることで酸化が進んでしまいます。3でもご紹介しますが、珈琲キャニスターを使うことや酸素にできるだけ触れさせない環境で保存することが重要です。
②紫外線、直射日光から守る
太陽光による紫外線や直射日光、蛍光灯の光でさえもコーヒー豆を劣化させる原因となります。光が当たることにより温度も上昇するので、光を遮断できるような暗所での保存が適しています。
③温度、湿度から守る
コーヒー豆の鮮度を維持するうえでは、温度、湿度が低い場所での保存が重要です。焙煎後のコーヒー豆は、細かい孔が多数空いた「多孔質」と呼ばれる構造であるため、水分や湿気を吸着しやすくなっています。
温度が高い環境でも酸化は進んでしまうため、冷蔵庫や冷凍庫での保存がおすすめです。
<すぐに飲み切れそう!>
→空気にできるだけ触れないような保存容器にいれて常温でもOK
<1か月くらい>
→冷蔵庫で保存
<1か月以上>
→冷凍庫で保存
冷蔵庫や冷凍庫で保存をする場合は結露に注意しましょう。コーヒー豆を取り出した際に、常温に置いておくと、部屋との温度差により結露が発生してしまい、水分を含んでしまいます。湿度に弱いコーヒー豆は、必要な分を取り出したらできるだけ早く冷蔵庫、冷凍庫に戻すようにしましょう。
2.コーヒー豆の賞味期限は?
コーヒー豆は長期保存が可能!と思われる方も多いと思いますが、食品と同じくコーヒーにも美味しく飲むことができる賞味期限があります。ここでは、賞味期限の目安についてご紹介します!
コーヒー豆を美味しく飲むことができる期間
【美味しく飲むことができる期間】
・未開封(豆)→約3か月
・開封済み(豆)→約1か月
・開封済み(粉) → 1週間から10日程
開封済みでかつ、粉の状態だと、酸素と触れる表面積が増えてしまうため、豆の状態よりも酸化するスピードが速く、コーヒー本来の風味や香りが損なわれてしまいます。
美味しく飲むことができる期間なのであくまでも目安ですが、コーヒー豆を購入する際は美味しいうちに飲める分を購入し、早めに飲み切ることが好ましいです!
3.コーヒー豆の鮮度を保つ保存容器の選び方
コーヒー豆を保管する際には、キャニスター(保存容器)が便利です!
珈琲キャニスターには密閉性があるため、コーヒー豆を劣化させる酸素、湿気から防ぎ、コーヒー豆の鮮度を保つことができます。
サイズ
珈琲キャニスターを選ぶ際には、サイズも重要です。どれくらいの量をご家庭やご自身で飲んでいるかを確認し、できるだけコーヒー豆を入れた際に隙間ができないようなサイズのキャニスターを選びましょう。
密閉性のある珈琲キャニスターですが、大きなサイズを購入してしまうと、キャニスターの中に入っている空気すらも酸化の原因となります。
コーヒーをカップ1杯(120mL)入れるのに使う豆の量は約10~12gが目安とされています。一日に1杯以上飲む方なら、2週間で約200g程の量を消費するので、サイズとしては200g以上入るキャニスターがおすすめです。
HARIOおすすめ!耐熱ガラス珈琲キャニスター
HARIOの耐熱ガラス製珈琲キャニスターはいかがでしょうか。フタはシリコーンゴムのパッキンが付いているので密閉性もばっちり。ガラス製なので中身が見えるのも安心です。
コーヒー豆はもちろんですが、乾物の保存にも適しているのでドライフルーツやお茶の保存など使い方の幅も様々です。
デザインはキッチンに置いてもなじむスタイリッシュなものから、ナチュラルな素材にこだわった木製のものまでご用意しております。見せる収納としてもおすすめです!
4.まとめ
いかがでしたか?今回は、コーヒー豆の鮮度を保つ保存方法についてご紹介しました!
コーヒー豆は、様々な要因で鮮度が落ちてしまうデリケートな食品です。ですが上手に保存をすることで、風味の劣化を緩やかにすることができ、美味しいコーヒーを楽しむことができます。
ぜひ、今回ご紹介した保存方法や珈琲キャニスターを使って、より美味しく楽しいコーヒーライフをお楽しみください!